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氷河期世代の遠吠え~ロスジェネの悲惨な物語その①~

氷河期世代の遠吠え~ロスジェネの悲惨な物語その①~

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コキア枯れてたw

今日もDragon ash の Grateful Days ♪ 聴きながら出勤した。

 

この曲聴いてると新卒の時の就活してた頃を思い出すんよね。

(私は2002卒なので、この曲はもうちょい前)

 

あの頃は就活でつまづいて、コネ入社を果たした知り合いへの嫉妬とか、なんとなくあんまり浮かれてはなかった気がする。

(まあ、今の方が状況的にはあの頃と比べ物にならないくらいやばいんだけど、今はなぜか毎日浮かれているw)

 

でも、それでもやっぱり自分が若かったころの時代の空気感は今でも懐かしく尊く思う。

 

電車のホームで見知らぬサラリーマンじじい達からばかにされ、

歩道を歩いてるだけで「ブスは歩くな」と言われ、

全てのハラスメントが禁じられてなかった世の中だったけど、

 

なんか、やっぱりそれでも自分の世代が嫌いではない自分がいる。

 

電車でばかにされたのは、私がリクルートスーツを着てたから。(まあ、夜だったし、ほろ酔い気分のサラリーマンは特に悪気はなかったんだろうけど)

丸々太っててきったない顔した団塊世代おやじグループから、

「かーわいそうだねえ。仕事探しか?愛人としてならうちで雇お~うか~?」

とか言いながら3人くらいで小馬鹿にしてきた。

 

道でただ歩いてただけなのに、

「ブスは歩くな!いや~だねえ、ブスは。どこにも雇ってもらえないもんねえ!」

と言われたのは、ただ私がリクルートスーツ着てたから、弱い立場の相手だと思って、言い返せないと思ったんだろうなあ。(まあ、実はこの後10倍返しどこじゃないくらい言い返したんだけどね笑)

 

就活でもさ、まあ、いろんな面接とか説明会参加したから、いろいろあったはあったんだけど、やっぱり一番腹が立ったのは、「企業説明会」とうたって学生を数百人規模で招集しといて、2時間ほど散々「わが社がいかに素晴らしいか」を語るなり紹介VTR見せるなりしといて、説明会の最後の最後になって、

 

「今年の採用はございません。」

 

って発表されたことかな。

(そして、会場には控えめなブーイングが響いてました)

 

こちとら交通費かけて、程よいメイクして、2時間近くかけて説明会に足運んでんねん! 

いや、まあ、こっちが数人やったら、不運やったな、で済む話やけど、数百人て。。。

 

あと、説明会とうたって学生を招集しといて、自社商品を遠回しに売りつけてきたり、帰ってからご両親に勧めていただければ幸いです~!とか、

将来いつか大人になったら使ってみてくださいね~!みたいな。。。

いやただの宣伝かい!、、死んでも使うもんか、、と思ったよね笑

 

何が言いたいかというと、その頃の社会の学生たちへの上から目線と小馬鹿にした態度を、20年たった今でも忘れとらんぞ!と笑

 

最近はコロナで有効求人倍率が1.6から1.2に下がったー!とか言われてますけど、

あの頃の有効求人倍率は0.4って時もあった。


(しかも、今と違って、統計の数字なんて信用できたもんじゃなかった時代よ。偽装求人、空求人で求人数水増しとか普通にあった)

 

氷河期世代の就活はつらかったっていう記事のコメントに、ここでの一番の問題は、「自分が世の中から求められてない感」を20歳やそこらで嫌というほど感じさせられたことだと思う。って書いてる人がいた。

 

いや、まさにそれ!!

 

だから自己肯定感も低いし、世の中に対して軽く恨みも感じてる人が多いって書いてた。

自分らの世代の上(バブル期世代)にも下にも(超売り手市場世代)にも、うらやましさしかないって。

 

 

バブル期世代なんて、いろんなエピソード聞いたけど、

「わが社に入社して頂けるなら。。。。」

みたいな、敬語で機嫌をとられるのが当たり前だったらしい。

 

建設業とかは、入社式でシャンパンタワーと、コンパニオン付きの歓迎会と、とにかくおもてなしされるのが当り前やったとな。

 

今だってコロナで氷河期再来とか言われてるけどね、あの頃みたいな学生を虫けらみたいに軽んずる雰囲気は全くない。

 

今の若い世代は人数が少ないから、若者は国の宝だってみんなわかってるから。

 

長らく不況が続いて不況慣れしてたあの頃とは違うから!

 

あの頃の不況は、10年とか続いてたから、ね。

日本社会の空気感がもう不況慣れして、学生を軽んじる風潮が染み付ききった頃だったから。

今とかリーマンショックの時みたいな世の中の空気感と比べ物にならない程ひどかった。

 

今なんて、ちょいと前までは学生様神様的な超売り手市場だったことをみんな覚えてるくらいの空気感。

そもそも今の若者なんて、希少すぎて(普通に人数が少ないからね)、若者獲得がその企業の未来には不可欠ってどの会社もわかってるから!

 

その点、氷河期世代はどうだった?

あの不況下で、人余りな時代なのに、就活生の人数だけは多かったからね!

そりゃ、世間から軽んじられるはずよ。なっとく、納得w

 

大学受験だってそうよ!

世代ごとに受験の椅子取りゲームの難易度、ぜんっぜん違うからな!

 

うちらの世代なんて、210万人!!+相当な数の浪人生(←当時は今よりも浪人する学生多かったから)で今より少ない大学の数の椅子取りゲームをしたわけよ。

 

今なんて、100万人くらいの人数+ほんの少しの浪人生で、私らよりもずっと多い大学の椅子が用意されてる。

 

まあ、うちらの人生はこんなかんじ(誰かのコメント欄に書いてたやつ)

【氷河期世代の物語】

大学受験の時「今年は過去最高の倍率です!」

就活時「当社は本年の採用を見送ります」

20代の時「サービス残業当り前!ブラック企業なんて言葉はまだ世に存在すらしてません」

30代の時「高齢化の進行に伴い、年金、健康保険料その他税金は諸々値上げします」

40代の時「バブル入社組で上がつっかえているので昇進見送ります」

 

そして、今後は、やっとの思いで就職にこぎつけた会社から、リストラの希望退職募集年齢に完璧にロックオンされ、それでも必死で少ない給料の中からでも何とか税金を納めて頑張ろうとも、最後は

「若い世代が少ないので年金の支給はございません。でも、介護保険は値上げします。」

。。で、おしまい、だな笑

 

 今もコロナでそりゃ新卒採用は数年前に比べたら、余裕ではなくなってるよ。

でもさ、企業は「採用したくない」ではないのよ!

「若い人を採用しなきゃまずいんだけど、今はできない!」のよ。

 

そこも、うちら世代の時とは、大きく違う点。

 

うちら氷河期世代の新卒採用がなぜそこまで絶望的になったか。

(ま、長く続いた不況の中に大量の学生が世に放たれてたってのが理由なんだけど)

 

もう一つの理由は、大量のバブル期入社組と団塊の世代の大量の人数の雇用を守ることを日本社会が選んだから。

 

氷河期世代は上の世代の終身雇用と給与水準を守るために犠牲になったのだ。

 

日本の雇用環境だと、年功序列で、どんなに使えない社員でも首は切れない時代だったから、うちら世代と天秤にかけて、そっちを守ったのよ。

若い世代の雇用よりも、年配の既得権益が優先されたの。

 

派遣の話になると、竹中平蔵、竹中平蔵、悪だ悪!ってよく言われてるけど、正解か不正解かは私にはわからないけど、少なくとも、大企業の売上を伸ばすために、派遣っていう制度を使って、若かったり弱かったりする人たちの労働力を安く使うことを、日本社会は選んだってことよね。

 

それで企業は、若い労働力を安く搾取することで生き残ることができた。

 

そんな境遇の下、そこそこ努力して、まあまあの大学を卒業して、今の何倍も大卒女子の総合職採用が少なかった中で、一応正社員入社は果たしたけどね(今は派遣で働かせて頂いておりますが)

 

「氷河期世代なんてそんなの自己責任だろ」

 

って言う人が多くいますが、たまたま運良く恵まれた境遇に立てただけの立場から言う言葉じゃねえぞ。

 

たまたま紛争地に生まれてしまった人に対して、たまたま日本に生まれることができた我々が「自己責任だ」というのはおかしいやろ。

 

そりゃあね、自分とか友達とか家族の誰かの問題を考える時(個人的な問題を解決するとき)はもちろんすべて自己責任よ!

私の人生の責任は全て自分にあるの!当り前よ!環境なんかのせいにする暇あったら、一歩ずつでも前に進め!やろ!

 

でも違うのよ、社会問題を考える時は、多くの一般的な他者の境遇を総合して考えるの。

 

そりゃあ、うちらの世代にも、「先駆者」的な人は存在していて、ホリエモンとかオリラジのあっちゃんとか、西野亮廣くんとか。いるけどね。

でも、社会問題を全体として考える時は基本的に「その他大勢の普通に努力して生きてる多くの普通の人」を考えて、その事象が起きてる原因は何か、理由を考える、ってことでしょう?

 

あかん~また長くなってる。。。笑

なので、この辺で笑

 

♪ この胸の高鳴りを~

うたに~ のせてー

 

ひっびー こーこにあるものー

この手にい~ かんじてええーー

 

日出ずる国に生まれ育ち 今こうして踏みしめる大地

ここに綴る歓びと感謝 共に奏でる真の理解者

注ぎ込もう溢れ出す感情 いつの日にも絶やさない愛情

 陽の光映した水たまり 日々の歓びここに賛美

 

今日も一日おつかれさまでした。

 

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